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口と全身の関連

お酒とお口の関係

お酒が大好き!仕事終わりやお風呂上がりの一杯がたまらない!という方も多いのではないでしょうか?最近ではお酒が好きではない若者も増えていますが、お酒に対する考え方も変わってきました。お酒といえば健康が密接ですが、歯科にも大きく関わってきます。お酒と歯科の関係をご紹介します。

お酒は百薬の長?

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WHOが「アルコールに適量はない」と発表し、様々な業界で波紋が広がっています。適量であれば上手に付き合えていると思っていた我々も、発がん性であることから少し怖くなり、飲食業界もアルコール規制が始まったことで飲み放題メニューが少なくなり始めています。WHOはタバコ同様アルコールも発がん性があることから、推奨しなくなったのです。WHOの始めた「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」は世界戦略であることから世界中で規制されています。

アルコールに関して様々な実験が行われ、適量が変化したり、これを一日これだけ飲めばこんなプラス作用があると謳われたこともあります。しかしもうそのような大々的な報道は難しくなりました。飲み方によっては薬にもなることをこっそり言わないといけなくなったのです。酒は百薬の長と言われていたのも過去になってしまうかもしれません。

歯科的にお酒を禁止する時

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歯医者さんでお酒を禁止する時はどんな時かご存知でしょうか?何度か出くわす人もいるかもしれません。歯科治療で禁酒をしなければいけないのはこのような時です。

・抜歯後
歯を抜いたときはお酒は飲んではいけません。絶対にダメです。とても危険だからです。歯を抜いたところは穴が開きますが、この穴は血液が満たされることで自然と塞がってきます。しかしアルコールによって血管が拡張し血流が良くなってしまうと血がとまらなくなってしまいます。血が出ているという事は血管も開いているので、抜歯窩にも血管の中にもお口の中の細菌が入り込みやすくなります。血管に細菌が侵入するとなるともはや全身に広がる恐れがあります。抜歯窩がふさがらないと、その下にある顎の骨が剥き出しになるドライソケットという状態になります。痛くてとてもつらい症状です。お酒を飲んだがためにこうなるのであれば、1日くらい我慢したほうがまたおいしくお酒が飲めますよ。

・外科手術後
抜歯も立派な外科手術なのですが、それ以外の手術もたくさんあります。まずはインプラント手術、そして歯周外科手術、骨の手術も複数あります。一般歯科でどこまでやるのかは分かりませんが、抜歯と同じ様に傷口がなかなか塞がらなくなると出血も多くなり、さらに細菌感染によって腫れてきてしまいます。インプラントは早くくっつかないとインプラント体にも影響が出ますので、とにかく飲んではいけません。同じ様に血流が良くなるお風呂も禁止です。

・腫脹がある時
こちらも同じ理由です。腫れている時は血流が良くなるとますます腫れがひどくなる場合があります。ズキズキが強くなったり熱くなったりと良いことはありません。外科手術では同時に腫れも伴うためとにかく飲酒は禁止されるのです。

このような禁止事項があるにも関わらず「お酒飲んじゃだめですか?」と聞いてしまうのが酒好きの悲しいサガです。このように無理してまで飲みたいと思ってしまうのが、お酒の最大の悪なのかもしれませんね。

お酒が起こすお口の変化

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お酒を飲んだ後は喉が渇きますよね。アルコールの利尿作用によって体は脱水に陥ります。つまり唾液が減少しているのです。お口がカラカラなので、なんとなくネバネバして気持ち悪かったり、吐き気がして酸っぱい感じがしたりするのですが、これが問題です。唾液の減少で口内乾燥が起こり口臭の発生は細菌の増殖が起こります。当然虫歯や歯周病も引き起こすので、お酒を飲んだ後は体のメンテナンスを行わなくてはいけません。

さらに胃から上がってくる胃酸で酸っぱくなってしまうと、その酸によって口腔が酸性になり歯が溶かされやすくなります。このような多々あるお酒の影響によって、口腔衛生が保たれず食べかすが付きやすい歯や歯肉の状態に徐々に変化し、最終的に口腔疾患をたくさん生み出してしまうのです。アルコール依存症患者のほとんどは、このような口腔状態になっています。アルコール依存症になると嘘をついてでものみたいと思うようになるため、歯医者さんに禁止されるのがイヤで歯科医院に行かずこの状態を放置するのです。ますます口腔疾患の温床となります。

これは適量であればそんなに引き起こされることはないようですが、この適量が難しいと言えます。体内の水分量を量る時、アルコール量と同量の水を飲んでやっとプラスマイナス0とされます。つまり「今日なんccお水を飲んだ?」と聞かれたときにお酒1リットルとお水1リットルを飲んでいれば打ち消し合って0であり「1リットルです」とは言えないのです。そのくらいアルコールは脱水を引き起こすので注意したいものですね。

まとめ

アルコールが悪いというよりも、適量があいまいで付き合い方のマニュアルもないこのアルコールをどんどん飲み過ぎることが悪いのです。アルコールが大好きで口腔疾患が多い方は付き合い方を改め、もう一度適量を考えてみましょう。飲んだ後はしっかり歯磨きをして水分を取り、定期的に歯科検診を行いましょう。

参考サイト

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-009.html

参考本

大変申し上げにくいのですが・・・雑学だらけの歯科エッセイ

著者:野村洋文

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