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歯が痛い

一度なったら絶対に戻らない!虫歯になりたくない理由

「治療」というと、切れた傷が塞がったり折れた骨がくっついたり、いわゆる「元に近い状態に戻る」と思っていますよね。でも虫歯治療は違うのです。歯は、削ってしまったら元には絶対に戻りません。虫歯治療で歯を削る時、どんなことをしているのかご紹介します。

虫歯になってしまった

検査をして「ココの歯は虫歯ですね」と言われたら、もちろん治療を行いますよね。こんな具合に小さな虫歯だったら、虫歯のところだけ削って、詰め物をします。

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表面だけの軽いものであれば、おそらくCR(コンポジットレジン)と呼ばれるその場で出来る白い詰め物をします。イラストのように流し込むタイプの詰め物です。

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アクセサリー作成でレジンという素材を最近良く耳にするようになりましたが、似たようなものの歯科用レジンで行います。アクセサリー作成用と同じ様に光を照射すると固まります。

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イラストは例なので少々大きい穴ですが、CRは大きい虫歯には使えませんのでご注意下さい。

詰めて2~3年後

さて、CRは収縮性があることをご存じでしょうか。経年変化で縮んでしまうのです。せっかく穴ぴったりに詰めてあるのに、縮んでしまったらどうでしょう。自分の歯と離れて隙間が空いてきてしまいますよね。これは避ける事が出来ないのです。CRの収縮は誰もが分かっていることなのです。

隙間が空くと、虫歯菌がそこに入り込みます。そして、奥に潜って繁殖しようとします。歯ブラシが届かないか、ブラッシングが大雑把で磨けない場合、虫歯菌がどんどん増えてきてまた虫歯を作ります。

同時に歯髄に近い部分がさらされるので、しみてきます。表面だけの小さなCRであれば問題ないのですが、大きな歯で深く削った場合はしみる可能性があります。

虫歯ができて黒くなると、透けて見えたりレントゲンに写ったりして確認できます。もう一度同じところが虫歯になることを二次カリエスと言います。古いCRは外して、今度は大きくなるので保険ではインレーと呼ばれる部分的な銀歯になります。

その場では詰めず、歯の印象採得(型取り)をして銀歯を入れます。

銀歯になって数か月~数年

歯科に行くと、銀歯のところが虫歯と言われました。インレーの周りに黒いものが見えます。また二次カリエスのようです。

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インレーを外してまた感染歯質を削ります。

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削ることを窩洞形成と言います。周囲を大きめに形成するので、大き目のインレーになります。また印象採得後、インレーが入りました。

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前より大き目のインレーを入れて数か月~数年

数年後、また二次カリエスが出来ていました。他の詰め物のない歯はキレイなのに、インレーのところだけです。なぜなら、銀歯は金属の持つ微小の電流でプラークを引き寄せてしまうからです。銀歯は虫歯に大変なりやすくなるのです。

今度はもうインレーは出来ません。虫歯の範囲が大きすぎて削る所が大きくなり、歯がインレーを支えられないのです。こうなると、かぶせ物をするしかありません。

幸い神経には達していませんでしたので、神経は抜かず麻酔をして形成します。かぶせ物をするために、小さい歯を作って印象します。

そして出来上がってきたらかぶせ物をします。

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これで丸ごと完全な銀歯になってしまいました。

ここまでで分かる事

ここまで説明させていただきましたが、いかがでしたか?間違いなくどこでも行われている歯科治療です。歯が戻るどころかどんどんなくなってしまっています。治すのではなく、感染部分を取って捨ててしまわなければいけないのです。例え残しても、隣の正常な歯に感染してしまうからです。

じゃあこの先はどうなるのか?

この先にもし二次カリエスを起こしたとしたら、かぶせてある銀歯(クラウンと言います)を取り外して、神経処置に入ります。おそらくここまでの段階を踏んできた患者さんは相当歯ブラシが下手でプラークコントロールが出来ない人なのだろうと推測されます。だとしたら、銀歯の方がプラークを引き寄せやすいので、どんどん虫歯になるのです。

神経処置とは、神経を抜いて根っこの治療をすることです。根っこがどのくらいダメージがあるかは見極めてからになります。根っこに大したダメージがなくても、形成の範囲が神経に達した時点で神経処置になります。

現在は神経を保護する効果的な薬や、断髄と言って感染した神経だけを残す処置で成功率の高いものもあります。様々な薬品のレベルが高くなり成功率は高いのですが、それが使えればラッキーです。しかし保険適応でない場合もあり、適用でも状態の悪化で治る見込みのない場合もあるのです。

神経を抜いた後

根っこの治療は、根管治療と言います。根っこの中をキレイにお掃除し、薬を充填し、空気が入らないようにするための密封するフタをします。

その後、空洞になってしまった根管に土台を立てます。この歯の土台をコアと呼びます。

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金属は虫歯になりやすいのですが、保険適用は多くが金属なのです。このコアを入れてからかぶせ物を再度作ってかぶせます。

だから予防が大事

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どんどん自分の歯が失われていくのがお判りでしょうか?虫歯治療が始まったら、遅かれ早かれ失われる覚悟で行わなければなりません。この負のループを食い止めるため、神経を保護するお薬や良い断髄法があります。ここで食い止められれは削った歯質が再生する可能性が高く、再生を促すお薬も出ています。

しかし、もっと良い方法があります。それは、インレーの時点で予防に努めることです。

CRは交換が条件の材料ですが、銀歯も交換した方が良いとされています。お口の環境が変わるからです。ですから、交換頻度をいかに遅らせるかということも大事です。

しっかりプラークコントロールが出来ていれば、二次カリエスにはなりませんでしたよね。予防を早めに始めていれば、こんなに早く失うことはありません。このスピードならいずれ抜歯になり、入れ歯かブリッジになることは目に見えています。

また、銀歯ではなく自費診療のセラミックにするという手もあります。こちらの方が同じインレーでもプラークが付きにくくリスクを抑えられます。セラミックにはその他にもたくさんの利点があるので、近年選ぶ人が増えています。

まとめ

いかがでしたか。歯を失う道に進まないためにも、日頃の予防をぜひ行って下さい。今すぐに行っても早すぎることはないのです。この道に自分の子供が早く進んでしまわないよう、子供には予防をしっかり行った方が良いと覚えていてください。虫歯は細菌感染で起こります。家族でうつしあわないことも大事です。ぜひ環境から見直してみて下さいね。

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