b965cfb6415ff6a5190c61baf9204da8_s

ホームケア

今日から始める予防歯科!

予防歯科という言葉が登場してしばらく経ちますが、日本ではまだまだ浸透していませんね。しかしけっして難しいことではありません。普段の歯ブラシをちょっと工夫するだけでおうちでも今日から始められます。ホームケアのポイントをご紹介しています。

予防歯科とはどんなこと?

7927d75de4be1ce5243026c4731dc3d3_s

予防歯科という言葉は知っていても、なかなか内容は知られていません。スウェーデンで行われた大規模調査では、予防歯科に必要なことは「ホームケア」と「プロケア」両方であるという結果が出ています。

しかし具体的には分かりにくいですよね。プロケアは歯科医院で定期的に行う検診と予防処置のことですが、ホームケアは患者さん自身に任されている部分です。ここが簡単にできるよう解説していきます。

  1. プラークを落としましょう
    歯磨きの目的は、食べかすを除くことではないことを知っていますか?正解は、歯磨きの目的はプラークを除去することにあります。このプラークは食べかすではないのです。

    プラークは細菌のかたまりです。歯垢とも呼ばれています。1mgのプラークには、なんと2~3億個もの細菌が含まれていると言われているのです!そんなものがお口の中にあるなんてびっくりしますね!

    虫歯や歯周病などの歯科疾患は、細菌感染によるものです。細菌の感染を予防すれば防げるとも言えます。だから歯ブラシで感染源であるプラークを除去するのです。食べかすは細菌の栄養になってしまうため除去は必須なのです。

    毎日プラークがきれいに除去できれば、バイオフィルムも少なく歯石になりにくい状態になります。時間やお金をかけるのではなく、効率よく上手に行えれば良いのです。奥歯の嚙合わせる部分や、歯と歯の間、歯と歯茎の境目が磨き残しの多い部分ですので、よく磨きましょう。

    良く磨くといってもひとつの歯ブラシだけでは限界があります。3列植毛ブラシの他にワンタフトブラシやデンタルフロスを使って歯磨きを行い、隅々に届くようにしましょう。
    200cf7d2c26b972cb0d7dbcfac46e1f4_s

  2. 細菌を増やさないように気を付けましょう
    上記のとおり、お口の中の細菌を増やさないようにするのが虫歯や歯周病を予防するのに一番です。とはいっても歯磨きをして2時間程度でまたプラークが自然と付き始めてしまいます。細菌をゼロにすることは出来ませんが、少ない状態で保つことは出来ます。

    それにはデンタルリンスを上手に使うのがポイントです。特に寝ている間は、お口の中がまとまった長い時間放置されてしまいます。その間に細菌がどんどん増えてしまいますので、夜寝る前にデンタルリンスを使用しましょう。

    歯磨きを寝る前に行う人は多いですが、デンタルリンスはあまり手が出ない人が多いようです。しかし使うのと使わないのでは細菌の数が大きく違ってきます。殺菌作用のあるデンタルリンスであれば、歯科医院で販売されているものではなく市販品から始めても構いません。デンタルリンスの爽やかな味のまま眠るのが楽しみになれば、より一層続けて使って行けそうですね。

  3. フッ素を歯に残す
    デンタルリンスを使用して細菌を増やさない時間を作るのと同時に、フッ素をお口の中に残す時間を増やします。フッ素はフッ化物のことですが、自然界に存在する元素のひとつです。骨を作ったり虫歯を予防する働きをしています。

    フッ素がどうして虫歯予防に良いのか、ご存じでしょうか?歯は食事をすると、その酸によりリンやカルシウムが歯から溶け出します。これを脱灰といいます。唾液に含まれるカルシウムでも失った成分を取り戻す再石灰化が行われていますが、フッ素を塗布することでより再石灰化を促進させます。

    そして歯の表面を覆って、歯の一番外側であるエナメル質を強化し酸に溶けにくくします。さらに酸が作られるのを防ぐ働きもあることから、歯に良い成分として使われているのです。これはかなり頼もしい成分ですね!

    この強力な味方であるフッ素を出来るだけ長い時間歯に留める事で虫歯を防げるのは言うまでもありません。だからフッ素入りの歯磨き剤が多いのですね。いくら歯磨き剤にフッ素が含まれていても、大量の水でがぶがぶとすすいでしまっては意味がありません。歯磨き剤の量は1センチ程度にし、すすぎの水は少量で、すすぐ回数も1回だけにしましょう。5秒程度ぶくぶくすれば1回でもしっかりすすげますよ。

これだけで変わる!ホームケア

d58e7d794780ee0defde2633d751307f_s

このたった3つだけでホームケアが変わります。しかもかかる時間はほとんど変わりません。これだけで虫歯にならないのなら、今すぐ家族全員でやってみましょう。

歯科医院で販売している歯磨き剤が手に入ればなお良いのですが、今持っている歯磨き剤でも十分です。できるところから始めていき、習慣づけるよう心がけましょう。

そして予防歯科のもう半分の要素である「プロケア」とは、歯科医院に行って定期的に検査をしてもらうことです。定期的に通うのは時間も手間もかかるようですが、治療にかかる時間とお金のほうが何倍も負担があることが分かっています。ですから予防がより大切なのです。健康が一番楽な道です。楽しく毎日を過ごせるよう、見直してみましょう。

関連記事

  1. ef4786f378a6073b569ba90666e917db_s

    その他

    まさか!虫歯を放っておいたら副鼻腔炎に!

    花粉症や風邪など、副鼻腔炎になる要因は季節に関係なく一年中あると言える…

  2. 14321ad80d5157bb8788f3811ff6a29c_s

    ホームケア

    自分もそうだったかも?歯に関心のないお年頃

    あなたが小学生や中学生のころは歯磨きを真剣に取り組んでいましたか?歯医…

  3. 9815ebc05f637f3e859199ecf383155b_s

    口と全身の関連

    あなたは大丈夫?歯ぎしりのこわ~い事情!

    寝ている時に歯ぎしりする音がしていたと指摘されたことはありませんか?ま…

  4. 53e79f5ba594598a7060d5c77e6ffd5d_s

    その他

    甘いけど虫歯にならない?強い味方!代用甘味料

    代用甘味料というものを知っていますか?糖分を摂れない人が代わりのものと…

  5. 8aa649f41de6b2a24d20516b669c81dc_s

    口と全身の関連

    今話題の口内フローラを知って全身健康になろう

    口内フローラという言葉。聞いたことはあるけど実際良く分からない、自分に…

  6. 200cf7d2c26b972cb0d7dbcfac46e1f4_s

    口と全身の関連

    歯の土台を作る支台築造

    なんらかの原因で歯の神経を取ってしまい、歯の根っこの処置を終えたら、支…

  1. b230da2156a148b790e7f3c58005696d_s

    その他

    かみ合わない?患者さんと歯科医院それぞれの想い
  2. d24362414037542d1cf49f9bed484795_s

    矯正治療

    差し歯があっても歯列矯正できる?大人の矯正治療
  3. 5f7379ba2228551dd75e088c7fdfeade_s

    根管治療

    虫歯の治療っていくらかかるの?治療の相場
  4. 368af1238335081b98c1a416297da8af_s

    歯周病

    歯周病の検査方法とは?
  5. 8aa649f41de6b2a24d20516b669c81dc_s

    口と全身の関連

    今話題の口内フローラを知って全身健康になろう
PAGE TOP