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ホームケア

唇が痛い!もしかしてカビのせいかも?

歯科医院では歯や歯茎の病気の他にも色々な病気の対応をしています。口内炎などのできものや、舌に関する病気もそうです。しかし唇に関する病気で「歯科医院で診てもらおう」と思う人は少ないかもしれません。歯や歯周のついで程度でしょう。しかし唇の症状の中には細菌が関係し重症になることもあるのです。そんな唇の病気についてご紹介します。

口角が痛い!もしかして細菌?

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唇にリップクリームを塗っている人は大変多いようです。ドラッグストアではリップクリーム商品だけで20種類もあるところもあります。女性は口紅の下地に使いますが、もちろん男性も乾燥対策に使っています。

特に乾燥する秋~冬では唇が荒れやすいですね。しかしその荒れ、本当にただの乾燥ですか?特に口角が荒れている場合、細菌のせいかもしれません。口角炎(こうかくえん)といわれる症状ですが、リップクリームをたくさん塗って徐々になくなっていくのを待つだけの人が多くいます。自然に治る場合もありますが、多くはカビの一種であるカンジダという菌によるものなのです。

カンジダは口腔内に住んでいる細菌のひとつで、人間の抵抗力が弱まった時に悪さをし始めます。風邪気味だったり、寝不足だったり、残業続きで疲れているとなりやすいのです。普段私たちの体の免疫力によって、このカンジダは粘膜の上に住んでいます。しかし菌が増えてきたり、人間の抵抗力が弱まると体内に侵入するのです。その結果より体内で細菌が増えカンジダ症になります。

カンジダ症はいくつか症状が分かれます。舌がぴりぴり痛んだり、白い粘膜を張るような症状もみられます。そしてカンジタ性口角炎もそのひとつです。

どうして口角炎になるの?

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カンジタ性口角炎になる原因は、疲労やストレスなどによる免疫力の低下が原因です。具体的には、ストレスにより唾液が減少することで細菌の繁殖を助長してしまいます。普段唾液は、粘膜を張ることで細菌の侵入を防ぎ、洗い流すことで細菌をやっつけています。しかしこの強い味方が減ってしまうのです。減ってしまうことで口の中に住んでいるカンジダが増え、口角炎を引き起こします。

ストレスは万病のもとと言いますが、お口の中のあらゆる病気を引き起こしてしまいます。カンジダだけでなく、唾液が減ることで他にもたくさんのトラブルを引き起こします。

  • ストレスがたまる→唾液が減る
    だけではありません。
  • ストレスがたまる→タバコを吸う量が増える→唾液が減る→酸素が減る→細菌が暴れだす・治りにくくなる

喫煙者でなければ

  • ストレスがたまる→コーヒーの量が増える→唾液が減る原因となる→細菌が暴れだす・治りにくくなる
  • ストレスがたまる→味の濃いものが食べたくなる→塩分が増え水分が足りなくなる→唾液が減る

このように、ストレスが引き起こす様々なトラブルの一つが口角炎と言えそうです。

他の治療で飲んでいる薬の影響

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他にも投薬のある治療をしている時は、病気によっては抗生物質を出されている場合があります。この抗生物質が普段正常時に住んでいる細菌たちをアンバランスにしている可能性があります。

どういうことかというと、普段私たちのお口の中には常在菌といって絶妙なバランスを保ちながら細菌たちが住んでいます。しかし抗生物質を飲み始めると、抗生物質に弱い菌が一時的にいなくなり、いなくなったことで抗生物質が効かないカンジダが増えてくるのです。バランスが崩れ増えてしまったカンジダが一気に悪さを始めます。このようにして口角炎になってしまうのです。

どうやって治すの?

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口角炎といっても相手はカンジダという真菌です。普通の口角炎の薬は効き目がありません。普通の口角炎の薬はステロイドという薬ですが、真菌に対してはミコナゾールという抗真菌薬が使われます。他にもアンホテンシンBも抗真菌薬です。シロップ薬がそれです。

薬を使ったからといってそれだけで良いわけではなく、ビタミン不足による口角炎と考えられれば同時にビタミン剤も処方されます。唾液の量を元に戻すために患者さん自身でも気を付けなくてはいけません。コーヒーを少し減らし水やお茶にする、タバコを止める、キシリトールガムを噛むなどといった、仕事中でもできることから始めていきます。唾液のバリアはいつでも私たちを守ってくれる頼もしいガードマンです。これは病気に関わらず常に強化しておいた方が良いでしょう。

まとめ

唇の荒れや口角炎は子供のころから身近なので、歯科で申し出るような感覚はないかもしれません。しかしなかなか治らなかったり痛みがひどいようであれば相談してみましょう。投薬が必要になるくらい難しい菌ですので、市販の薬で効かない場合は疑ってみて下さい。歯科医院以外にも内科や口腔外科も相談できます。

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