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歯ぎしり

歯が浮いてる?あの不思議な感覚は何?

「なんとなく歯が浮いているような感じがする」こんな経験はありませんか?歯が浮いたことは誰もないはずですが、共通してこのように歯科医院に訴える患者さんがいるのです。このような不思議な感覚は何が原因なのでしょう?歯が浮いているような感じになる原因についてご紹介します。

歯が浮いている感じの原因はたくさんある?

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歯が浮いているとはいったいどんな状態をいうのでしょうか?歯にはクッション材になる組織があります。歯の根っこの周りを囲んでいる歯根膜と呼ばれる薄い膜です。固い物を噛んだ時や歯の表面にくっつくようなものを食べた時に、それを判断します。当然インプラントにはありません。貝を食べた時に紛れ込んでいる細かい砂やゴミを感じられるのはこの歯根膜があるからなのです。

この歯根膜には血液や神経、リンパ液などが流れています。実に繊細な器官なのです。しかしこの繊細な器官が何かしらのダメージを受けると、歯根膜が肥大化します。血液量を増して回復しようとするのです。そのため腫れたようになり、「歯が浮いたような感じ」になります。

歯が浮いたような感じになるのは、センサーが「ダメージがありますよ!」と言っているようなものです。お知らせしながら回復してくれているのですね。歯にとってはなくてはならない優秀な器官なのです。

ダメージってどんなもの?

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では何が原因で歯根膜がダメージを負ってしまったのでしょうか。私たちが知らない間に与えてしまっているダメージの原因を考えてみます。

  1. 歯を使いすぎている
    歯の使いすぎとはどんなことでしょう。例えば硬いものをたくさん食べたりずっと同じように噛み続けている状態を指します。ガムの噛みすぎもあるかもしれませんね。この場合身体と同じでずっと運動しているわけですから、歯根膜も疲れてしまいます。つまり疲労による感覚なのです。疲労は自動的に身体が治そうとしますので、血流が良くなり続けて腫れたようになり、あの不思議な感覚になるのです。食べる事に限りませんが、もし疲労を感じているのなら少し時間をおいて休ませてあげましょう。
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  2. 食いしばりや歯ぎしりがある
    これは1のさらに疲労した状態と言えます。しかも食べているわけではないので「満腹だからやめよう」という意識もなく、やめられずに続けてしまうことも多くあります。寝ている時などは無意識なので、特に危険です。歯へのダメージはすり減っていく歯の表面だけでなく、歯根膜にも影響があることを覚えておきましょう。歯ぎしりの自覚がなくても、歯の先端がすり減っていたり朝起きた時の歯の違和感があるのなら、一度歯科医院に相談しましょう。なるべく早く相談に行き、必要ならマウスガードを作成し利用してください。
  3. ストレスがたまっている
    これは1と2にも共通します。ストレスが溜まっていると歯ぎしりをしやすくなったり、疲労によるストレスなら体にも歯にもダメージがあります。ストレスで食べられなくなっている人は栄養が足りないために組織の回復も遅れがちです。ストレスは万病のもとです。ストレスで発症する症状は歯科だけでもたくさんあります。歯茎は血流が増していますので歯ブラシや指先でゆっくりマッサージを行い、肩や首のこりも一緒にケアするようにしてみましょう。
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  4. マウスピースを装着した時
    マウスピースとは歯に装着する装置のことです。歯ぎしり防止用やスポーツ用、ホワイトニング用など様々なものがあります。このマウスピースは、歯を全体的に圧迫するように密着します。長い時間していれば当然全体に圧迫感が出るので、外して開放されたときに歯が浮いた感覚になります。すぐに戻りますが、変な感覚なのは確かなようですね。
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  5. 歯周病によるもの
    歯周病の進行で歯が浮いているような感覚になることがあります。これは歯周病が進行してくると歯茎が腫れてしまったり出血してきたりすることで感じます。腫れた歯茎の中では免疫と歯周病菌が戦っている状態です。歯周病菌になかなか勝てずこの腫れた状態が続くと歯が浮いたような感覚になることがあります。ここまでならないように定期的に歯科医院でチェックをし、普段から歯周病予防を意識したケアを行っていきましょう。

お口の中は繊細な器官です

お口の中に小さなゴミや髪の毛が少しでも入れば、すぐに気付きますよね。それだけお口の中は繊細で敏感なのです。様々なセンサーがあり、異常をすぐに知らせて身体を守ろうとしています。もし異常を感じたり違和感があれば、すぐに歯科医院に相談しましょう。放っておくと後々症状が大きく出るかもしれません。早めに対処しいつでも気持ちの良いお口でいましょう。

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