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歯周病

歯肉炎と歯周病

歯周病も歯肉炎も良く聞く言葉ですね。テレビコマーシャルや雑誌などでもお口のトラブルとして紹介されています。では決定的な違いは何だか知っていますか?聞いたことはあるけれどよく知らない歯肉炎と歯周病についてご紹介します。

歯肉が腫れるのが歯肉炎?

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まず歯肉炎とはどのような状態か知っていますか?そのままズバリ歯肉の炎症がある状態が歯肉炎です。腫れる原因としては、第一に細菌を体から追い出そうとして起こる防御反応として起こります。プラークと呼ばれる細菌の塊が歯にたくさん溜まり、歯みがきで落とさずにいると、細菌類が歯周組織に侵入してきます。すると身体は細菌と戦うために反応します。これが炎症です。これが歯周病の初期段階で、歯肉炎は歯周病の初期に起こる反応なのです。

しかし歯肉炎はこればかりではありません。歯周病でなくても歯肉炎は起こります。たとえば小学生くらいの小さい子供でも起こる場合があります。例として強く歯ブラシでこすったり歯ぎしりをするなど、歯肉に負担をかけ過ぎている場合です。歯肉炎とは歯周病の前段階だけではなく、歯肉以外の問題で負担がかかった場合でも歯肉に炎症を起こすことがあります。

そして決定的な違いは、セメント質という歯の中の層や歯根膜という根っこを包んでいる部分、歯槽骨という歯を支えている骨にダメージがないことです。この部分にダメージがある場合は歯周病となります。

歯周病とは

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歯周病は、上記に挙げたようにセメント質や歯根膜、そして歯槽骨にダメージがある場合です。歯肉に限らず周囲の組織に影響が及んでいる場合は歯周病となります。原因はプラークなどによる細菌感染です。歯周病菌が感染するとまず歯肉炎を起こします。歯周組織が炎症を起こしていない日本の成人はかなり少ないと言われています。

歯科医院で歯科衛生士に検査されてことがあるでしょうか?歯周ポケットを器具でチクチクする検査です。この検査は歯周ポケットの深さを測っているのですが、歯周病が起こるとこのポケットが深くなり、器具を少し入れただけで血が出てしまいます。歯周ポケットの正常な深さは3mmまでですが、気付かないうちに5mm6mmと広がり、重度の場合10mmを越してしまう場合もあります。歯がグラグラしているなと感じるのはポケットが深くなり歯をしっかり支えられないためです。

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歯周病が進行してくると、歯槽骨が溶けじわじわ広がっていきます。残念ながら自覚症状がありません。歯周病特有の酸性臭の強い口臭がありますが、他人は気付いても自覚するのは難しいようです。そのまま放っておいてしまうと、歯を支えていた歯槽骨が破壊され溶けていってしまいます。そして歯を支える事が出来なくなるので、痛みもなく歯が抜けるという症状が出てしまうのです。痛みと病気は必ずしもつながるわけではありません。痛くなったら歯科に行くという人がこのような油断をしてしまいます。

痛くもないのに抜かないといけないの?

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歯に異常があったら痛いもの。こう思っている人は多いでしょう。実際に歯科に行くきっかけとして痛みがあるという理由が多くを占めています。しかし痛いという感覚はあくまで個人的なものです。痛みに鈍い人もいます。原因がなくても痛みを感じる人もいます。しかし歯周病は重症化するまで自覚症状のない病気です。痛い=異常ではないのです。

レントゲンで歯槽骨や歯周ポケットを観察すると、歯周病はすぐに分かります。骨が溶けてなくなってしまうので、レントゲンに写っていないのです。見た目で歯肉に変化がなくても、体内では確実に変化しています。痛みや違和感などの感覚ではなく、客観定な検査が必要なのです。

この検査は個人では絶対に出来ません。だから定期的に歯科医院へ行くのです。医療分野で予防のために行ける科は少ないでしょう。風邪予防のために内科に行くことはありません。しかし歯周病予防のために歯科に行くのは有効で推奨されています。他の科とは違って原因もはっきりしており、予防できる病気なのです。これはしない手はありませんね。

「痛くもないのに抜かないといけないの?」
歯周病が重症化した患者さんでこのように言う人がいます。たまたま歯科に来て検査をし、レントゲンを見てやっと自覚したのです。ですが時すでに遅く、歯周組織はもう限界でした。歯を抜かなければ周囲の組織に広がってしまうため、抜かないといけないのです。痛くもないのに、というのは歯周病を知らなかったということです。日本は先進国ですが、歯科の知識があまりにない人が多いのが現状です。

このようなことにならないためにも、歯周病予防を今すぐ行ってください。歯ブラシや歯磨き剤にこだわるより、歯ブラシテクニックを身につけましょう。物に頼るのではなく、自分のそれぞれの歯にあった清掃の仕方が必要なのです。だから歯ブラシだけとは限りません。フロスやワンタフトブラシを使うのが普通なのです。道具は腕をフォローしてくれます。ぜひ使いこなして予防してください。

まとめ

いかがでしたか。歯肉炎とは子供でもなることはありますが、大人の場合歯周病を疑ってみることが必要です。自己流ではなく正しい知識があなたを助けます。ぜひ一度歯科医院で歯ブラシの指導を受けましょう。完璧な歯磨きを出来る人はいません。時々チェックしてもらうのが大事ですよ。

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