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ホームケア

甘いものが好きなら知っておきたいお砂糖のこと

ケーキやキャンディに限らず、周囲にある美味しい物の中にだいたい含まれているのが砂糖などの糖分。この糖分と虫歯に関係があるのは誰でも知っていますが、虫歯のためにお菓子を控えようと思うのはなかなか難しいですね。そんな砂糖と虫歯の関係について、スウェーデンの研究をもとにご紹介していきます。

砂糖に正しい摂り方があるの?

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虫歯になるから甘いものは食べない!こんな極端なことが出来たら誰もが苦しまないのですが、残念ながらやはり食欲が勝ってしまうものです。砂糖が虫歯の原因のひとつであることは小さい子供でも知っています。学校でも習うでしょう。しかし摂取する場合はどう付き合えば良いのでしょうか?

スウェーデンは今となっては歯科先進国となり、虫歯が世界一少ない国となっています。しかしそんなスウェーデンでも虫歯が多く発生していた時期がありました。まだ予防歯科に着目していなかった時代です。その頃に行った調査の中に、食事が与える虫歯への影響や効果はどのようなものかという研究がありました。ご紹介します。

  • 砂糖を摂取すると虫歯の活動性が増大する。
  • 歯にくっつきやすい食事や間食は、虫歯の活動を高める。
  • 虫歯のリスクが最も大きかったタイミングは、歯にくっつきやすい間食が合った時だった。
  • 条件が同じでも、虫歯の増加は個人差が大きいものである。
  • 全体の食事の中で歯にくっつく間食をやめると、虫歯の増加が止まる。
  • 虫歯は、生成された砂糖、自然糖、炭水化物が存在しなくても発生する。

現在では当たり前と考えられていることもありますが、今でも知らないことも含まれていますね。一番最後の項目は、日本人のどのくらいの人が知っているでしょう。知っているなら、どうしてかも分かりますか?

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虫歯と砂糖に関しての研究は、イギリスとアメリカでも行われました。1984年から1988年にかけての調査です。このふたつの国では虫歯が減ってきていた時代です。

  • 砂糖の摂取回数と摂取量では、摂取回数よりも摂取量のほうが虫歯と深い関係がある。
  • 砂糖をたくさん摂取しているグループは、摂取が少ないグループに比べて虫歯の増加傾向は1.56倍になった。
  • 虫歯の増加が著しいグループと虫歯の増加がないグループを比較すると、虫歯の増加があるグループの方が間食が多かった。
  • 食事回数や砂糖の含まれる間食を食べる回数と、虫歯の増える量は関係性がみられない。

この結果をふまえると、「砂糖をたくさん摂ると虫歯になりやすい」ということになります。当たり前のように聞こえますが、回数ではなく量というところが注目です。回数を減らすことで虫歯が減ると思われていますが、そうではないとこの時代にすでに結論付けています。

しかしこの調査結果をふまえてこのような結論が出ています。「歯にくっつきやすいおやつを控えるように」や「おやつを食べる時はこう食べるように」といった食べ方の細かい指導ではなく、全体的な砂糖の摂取量を控えるように指導し、この点に集中させたほうが効果的であるということです。

患者さんにも感受性というものがあります。虫歯になりやすい体質と言えるかもしれません。こういった感受性の高い患者さんに関しては、砂糖の摂取量の指導を行う事で虫歯予防にとても有効的であると示しています。虫歯になりやすいと自覚がある患者さんへは、歯科医院では砂糖の摂取の指導を行い、患者さん自身も砂糖を控えるようにしなければいけませんね。

子供のおやつと虫歯

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おやつをうっかり食べて歯磨きをしないのは、大人よりも子供のほうでしょう。歯磨きをする理由が分からず、大人が注意しなければ歯磨きもしたくはないでしょう。三歳児における間食の回数と乳歯の虫歯の本数は、当然回数が多ければそれに伴って本数も増えていきます。

しかし日本での調査では、1歳6か月の歯科検診で指導されているグループと、指導を受けていないグループを比較した時に、その差はみられませんでした。砂糖の摂取回数を減らすだけでは効果がないということです。

子供の場合は「○○してはいけない」という禁止よりも「○○するといいよ」という行動を促す指導のほうが効果的であるという結果があります。その一つがフッ素塗布をすすめて処置を行うようになった子供です。フッ素塗布の効果は絶大です。そして指導を受けたグループはフッ素塗布に対して前向きで、塗布処置を受けるようになったのです。砂糖を摂ってはいけないというだけよりも、すごく良いからやってみない?と誘うようにすると悩みも解消の方向へいきやすくなるようですね。

まとめ

いかがでしたか?意外と古い調査結果ではありますが、現在の日本でも正しく理解している人は少ないでしょう。子供においては自分で管理できません。大人が正しく理解し、本人にとっても楽しく予防できるよう教えてあげる事が大切なようですね。

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