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歯周病

知っておくべき歯科用語【虫歯歯周病編】

歯科用語ってあまり聞かないうえにちょっと特殊ですよね。歯科医院で説明されても「まずその言葉から説明してくれ」と思う事もあります。勘違いして伝わってしまったり、こちらが受け取ったりしないように歯科に対する知識レベルを上げておきましょう。基本の歯科用語をご紹介します。

虫歯関係の用語

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キシリトール

CMでもよく聞く言葉ですね。キシリトール入りのガムなんて使い方をしますので、食品に入っているものだという事が分かります。キシリトールは糖類の一種です。砂糖と同じくらいの甘さがあります。虫歯菌は糖分がお口に入ってくると分解して酸を作り出します。この酸が歯を溶かすので虫歯となるのですが、キシリトールは糖類でありながら分解しても酸を作りません。さらにすごいのは、他の糖類にはない再石灰化の促進作用です。カルシウムと結合することで歯の修復作用を促して再石灰化してくれます。またスースーする味は唾液の分泌を促進してさらに口腔内を正常化してくれます。この効果は世界保健機関(WHO)や 国連食糧農業機関(FAO)も認めています。

フッ素・フッ化物

歯科と言えばこれです。CMでも良く聞きますね。フッ素元素の陰イオンをフッ化物と呼びますが、一般的には同じものとして認識されています。フッ素は歯磨きで落としきれないプラークの働きを弱めて酸の量をおさえてくれる働きがあります。また溶けだしたリンやカルシウムの再石灰化も促してくれます。さらに表面の柔らかい歯を強くし溶けにくくしてくれます。日常的に使う事で効果的なのです。

虫歯予防に効果的な事で知られるフッ素ですが、フッ素は日常的に用いる場合は0.9ppmまでの濃度が良いとされます。水道水に含まれるフッ素濃度が0.9ppmまでの地域では虫歯の抑制がされ罹患率は非常に低くなっています。歯科医院で塗ってもらうフッ素もありますが、こちらは知識を持ったプロが使うものなので500ppmと濃度は濃いめです。塗る量も時間も決まっているので一般的には使えません。フッ素濃度の濃い地域で育つとフッ素症という歯に模様の出る症状がみられる場合があります。

歯ブラシ

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これを知らない人はいないのでは?と思っている人は多いでしょう。歯ブラシは日本では3列植毛ブラシが多く売られています。しかし2列植毛もありますし、ワンタフト歯ブラシもあります。柔らかい素材で先端が尖っているインプラント専用歯ブラシもあります。不随してデンタルフロスもあります。歯ブラシ=3列植毛だと思っているのは日本人だけなのかもしれません。歯ブラシは歯に合わせて使うものです。数本あってもおかしくないですし、人によっても違うので複数あるべきです。

う蝕(うしょく)

虫歯のことです。歯科医院ではう蝕と呼んでいます。う蝕の発生の原因はミュータンス菌などの虫歯菌の他、微生物群や食事内容も関連します。さらに飲酒や喫煙による生活習慣によっても口内環境が変化し、う蝕が発生しやすい環境となります。これらを日常から防ぐように教えてくれるのが歯科医院での口腔指導です。

歯周病関係の用語

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歯周炎・歯槽膿漏

歯槽膿漏という言葉は歯科医院では聞かなくなってきましたが、同じ意味です。歯周炎や歯周病は生活習慣病の一つです。歯周炎は自覚症状がなく進行し、歯周ポケットが深くなり細菌が入り込むと歯槽骨が細菌によって溶かされ歯が虫歯でなくてもグラグラしてきます。やがて支えられなくなり痛みがないまま抜けてしまう事もあります。この過程で排膿があり口臭が出ます。さらに腫れてきてしまうため、進行して症状が出てから気付く場合が多いようです。もちろん定期的に検査を行えば簡単に分かります。歯周病が血液疾患を引き起こすこともあります。

歯周ポケット

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よく耳にする言葉ですね。歯周ポケットとは、歯と歯の周囲にある歯肉の境目の隙間のことを言います。溝は誰でもあるものですが、正常な歯周は引き締まっているので深さが3mm以下となります。この溝にはプラークが溜まりやすいので、特に大人はこの部分をメインで磨きましょう。歯面ではなく溝のお掃除をするイメージで歯磨きをします。歯科医院ではこの溝の深さを測るために、目盛りのついた器具を入れて測定します。4~5mmではすでに初期の歯周病で、6mm以上となれば進行していると言えます。

歯石

プラークが石灰化して硬くなったもののことです。歯科医院で定期的に機械で除去しているのはこれです。プラークが長い間歯に付いていると、唾液のカルシウム等で硬化してしまいます。それが歯石です。プラークは2週間程度で歯石になってしまいます。月1回の除去でも完全ではないのです。プラークは細菌の塊であることから、歯石も同じものに当たります。他にも歯肉の炎症を起こして歯周病の原因になったり虫歯を引き起こしたりと様々な口腔疾患を引き起こします。定期的に歯科医院で除去しましょう。

プラーク

細菌の繁殖した塊を言います。歯科では歯に付着したものですが、全身に存在しており、歯のプラークが血管内に入り込むと血管内のプラークの元になります。プラークは柔らかい付着物で、硬化する前であれば念入りな歯磨きで除去できます。食べかすを取るための歯磨きではなく、プラークを除去するための歯磨きをしましょう。

バイオフィルム

細菌が歯面に形成した集合体です。例えば花瓶の内側や流し台の内側にぬるぬるした膜が付いていることがあります。これがバイオフィルムです。歯にもプラークの時間変化と共にバイオフィルムが形成されます。バイオフィルムが形成されてしまったら歯ブラシでは簡単に取り除くことが難しくなります。こうなると歯科医院の機械で取るしかありませんが、形成される前に取り除かなければ歯周病や虫歯を作ってしまいます。虫歯や歯周病もバイオフィルム感染症です。

まとめ

いかがでしたか?知っている言葉が案外多く出てきますね。もっとたくさんの言葉がありますがメジャーなよく聞く言葉を挙げてみました。他にも顎関節関連や歯に関する言葉編もありますのでそちらも併せて御覧ください。

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