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ホームケア

虫歯予防はあなたの唾液から!自分でコントロールする虫歯予防

虫歯になるきっかけは何だと思いますか?チョコレートを食べたから?歯磨きを忘れたから?
毎日簡単にできて、効果抜群の予防法があります。それは、唾液コントロールです。
唾液のもつパワーをもっと効果的に働かせて、毎日の虫歯予防に役立てていきましょう。

お口の中のphを知っていますか?

ph(ペーハー)という言葉を知っていますか?小学生の頃理科で習った、酸性やアルカリ性を表す数字のことです。1から14まであり、7が中性です。1に近づくにつれて酸性になり、逆に数字が大きくなるとアルカリ性になります。

お口の中でもこのphが大きな意味を持っているのです。まず、お口の中は常に中性に近く保たれています。個人差はありますが6.7から7くらいです。この状態がベストで、虫歯にはなりません。しかし、食べた物を分解する時に、歯の隙間に隠れてついているプラークの中の細菌が食物に含まれる糖分によって酸を作り始めます。酸が増えるとお口の中はphは下がって酸性に傾きます。
このphが5.5以下になってくると、歯が溶け始めてしまうのです。徐々に最近が増え、歯に穴が開いてしまいます。

一度phが変わると正常に戻らないの?

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食後このように酸性に傾いたお口の中は、唾液の自浄作用によって中性に戻っていきます。スピードは個人差があり、早く戻る人は酸性の時間が短いので虫歯のリスクが短いと言えます。唾液の作用でphが5.6以上になってくると、溶かされた歯が修復されてきます。これが再石灰化です。
再石灰化には唾液の中に含まれるリンやカルシウムが作用し、溶けた歯の表面を覆い修復します。この繰り返しが行われるおかげで、食事をしても簡単には虫歯になりません。つまり、唾液が多ければ中性に戻るのが早くなり、また唾液に含まれるカルシウムやリンの量が適正なら再石灰化が行われ虫歯になりにくくなるのです。

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食事後のブラッシングは効果的!

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唾液の量は人によって異なりますが、その人の体調や年齢にも関係してきますので、一概に体質とは言えません。なので、増えるよう努力することで適正な量を確保できます。まず、食後すぐ歯を磨けば、食事で酸性になっていたお口の中を素早く唾液で満たし、中性に戻すことが出来ます。リスクを小さくすることで虫歯になりにくくなります。

極端にいえば、食事をしなければ酸性にはなりません。しないのは無理ですから、間食やだらだら食いを減らし、食事による酸性の時間を減らすのが大事です。飴をなめる時はだらだら食いになりますので、シュガーレスキャンディなど砂糖の入っていないものが良いでしょう。

唾液をうまく働かせるにはどうしたらいいの?

食事以外でも唾液を気にした方が良い時があります。それは「口が乾くなあ」と思う時です。寝起きや、人としゃべらずに過ごす時は唾液の循環があまりない状態です。

また、唾液が少ない人もいます。糖分のない緑茶などの飲み物を飲んだり、積極的にしゃべったりするとだんだんと唾液腺が刺激されて唾液が分泌されてきます。しかし環境によってはそうもいきません。そういう方のために、唾液腺の刺激マッサージをご紹介します。

3つのマッサージでお口の中を正常化しよう!

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唾液の出る唾液腺には、『耳下腺』『顎下腺』『舌下腺』の3か所があります。
耳のすぐ下である耳下腺は、サラサラした唾液が出ます。顎の骨のあたりにある顎下腺は、サラサラ唾液もネバネバ唾液も両方出ます。そして顎先の下あたりにある舌下腺はネバネバ唾液が出ます。この3つの腺を指先で外側からくるくるとマッサージすることで活発にすることができます。

簡単なのでやってみましょう。両手の人差し指、中指、薬指をそろえて力を入れずに顎先の下のくぼみに当てます。骨に沿うようにくるくると動かします。この時点で唾液が舌にあふれてくるのを感じることができます。同様に位置を上の方に滑らせ、顎下腺をマッサージします。普段触らないところなので、気持ちいいかもしれませんね。
そして顎の骨の上、耳のすぐ下に指を置き、ここもくるくるします。ぐっと噛む人はここが固まっていることもあります。
気持いい程度にマッサージして終了です。いつでもやって良い簡単なマッサージなので、仕事の休憩時間にも
ぜひ取り入れてやってみましょう。

まとめ

唾液腺が3つもあることをご存じない方も多いかと思います。また、唾液は食物をうまく飲み込むための潤滑油の働きだけではなく、虫歯にならないよう常にカバーしてくれている大事な役割ということもあまり知られていないかもしれません。少し意識を変えるだけで虫歯予防が効果的に自分で出来ますので、歯磨き粉にこだわる前に、ぜひ自分でやってみましょう。

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