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歯茎

過剰歯ってなに?子供にもあるの?

過剰歯(かじょうし)という言葉をご存じでしょうか?お子さんや自分になければおそらく見た事も聞いたこともないでしょう。しかし過剰歯と呼ばれる歯が生える現象はけっこう多くあるのです。もし将来生まれるお子さんに過剰歯があったら、こんな対策をしておきましょう。自分にもないかチェックしてみて下さい。

過剰歯ってなに?

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過剰歯とは、本来必要ないとも言えるような歯です。正常な歯の他に生えてくる歯のことを指します。正常な場合の歯は、子供の乳歯で20本、大人の永久歯で親知らずを含めると32本あります。これよりも多い場合は過剰歯とされます。

ではなぜこのような歯が生まれるのでしょうか?歯が体内で作られる時に、顎の骨の中で歯の卵のようなものがまず最初に作られます。この歯の卵を歯胚(しはい)と言います。歯胚が育つことで歯になっていきます。この歯胚が何らかの理由でふたつに分かれてしまったり、多く作られた場合に過剰歯が生まれてしまいます。

過剰歯がどんな人に多いのか、統計が出ています。まず、女性よりも男性のほうが多くみられます。男性の過剰歯の特徴は、作られる本数は1本で、上顎正中過剰歯と言われる上の前歯のど真ん中にできる過剰歯です。男性の過剰歯は小さめで、他の歯よりも丸みがあるとされます。

一方女性には違った特徴があります。女性の過剰歯は、親知らずの後ろに多く見られます。また下の小臼歯(4番と5番)に見られることがあります。女性の過剰歯は男性よりも大きく、他の歯と同じくらいの大きさになるものもあります。小臼歯の過剰歯は二つきれいに並んでいることもあり、一つを抜いて一つを歯列の真ん中に戻して使ったりします。男性の方が小さめで生える場所も真ん中の要らない部分なので、抜いてしまうことがほとんどです。

男性の発生率は多く、3%にも上ります。学校に数人いるという計算になりますので、珍しくないと感じる人もいるでしょう。男性の場合は永久歯に多く出ますので、成長期に抜いてしまう処置が求められます。この男女差はホルモンのせいなのか?染色体か?理由はまだ不明なので、今後の研究に期待といったところです。

過剰歯は抜いたほうがいいのか?

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たとえば子供の場合、過剰歯が前歯の真ん中にあるせいで永久歯がなかなか生えてこない場合があります。永久歯が生えてくるべき場所に過剰歯が居座っているのです。歯列を乱すことも考えられますので、このような場合は抜歯してしまうのが良い方法です。過剰歯があるかどうかはレントゲンで分かります。歯科医院でこのような場合は必ずレントゲンを撮影します。

このように過剰歯が居座っている場合、過剰歯を避けて永久歯が生えてくるので、永久歯が極端にすきっ歯になる場合もあります。真ん中に隙間が出来て閉じないのです。生えてきたからと言ってもなかなか隙間が閉じない場合は、過剰歯を疑います。これもレントゲンの撮影で組織内の過剰歯を探すことが出来ます。成長の邪魔をするのであれば有害な歯と言えますね。

過剰歯は歯列に悪影響を及ぼすだけとは限りません。正常に生えている永久歯の根っこに過剰歯が食い込み、正常だった歯の根っこを徐々に溶かしてしまうことがあるのです。過剰歯が根っこに食い込むことで起きます。食い込まず正常歯と同じ方向に生えていればこのような問題はありません。

過剰歯が骨の中に留まると、他にものう胞が出来たり過剰歯の周囲から細菌が侵入して根っこに異常をきたす等して様々な悪影響を及ぼしてきます。このような場合は早めに抜いてしまうのが良いでしょう。頭が見えていない場合も多いので、レントゲン検査で確認を行いましょう。

抜くのが正解か?抜かない場合は?

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過剰歯はほとんどの場合歯列や他の歯に悪影響を及ぼすので抜いてしまうことが多いようです。しかし大人になってからレントゲンで見つかった場合、歯周組織や正常な歯に問題を起こしていなければ抜かない場合もあります。子供の頃の歯列なら簡単に抜けたものが、大人になってからではかえって大手術になってしまう場合もあります。今まで悪さをせず骨の中でとどまっているのであれば、定期健診で確認するだけでも良いのです。変な方向に生えてきたり悪影響を及ぼすような動き方をしていないか、定期的に確認しましょう。

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